このサイトについて bushitanka41 平安時代に成立した『古今和歌集』の序文で、歌人の紀貫之は次のように書いています。 やまとうたは、人の心を種として、よろずの言の葉とぞなれりける。世の中にある人、ことわざ繁きものなれば、心に思ふ事を、見るもの聞くものにつけて、言ひ出せるなり。 花に鳴く鶯、水に住む蛙の声を聞けば、生きとし生けるもの、いづれか歌をよまざりける。 力をも入れずして天地を動かし、目に見えぬ鬼神をもあはれと思はせ、男女のなかをもやはらげ、猛き武士の心をも慰むるは、歌なり。 日本の歴史に於いて、歌人に限らず、和歌は数多くのひとに詠まれてきました。このサイトでは、そのなかでも特に、武士、侍、戦国武将たちが詠んだとされる和歌を紹介しています。 ちなみに、和歌と短歌の違いですが、厳密に言えば和歌は日本の定型詩の総称であり、そのうちの五七五七七の形を短歌と言います。和歌の一つを短歌と呼ぶ、ということができるかもしれません。 ただし、和歌と言えば主に短歌を指す傾向もあります。 また、当サイトに於ける「原文」というのは、厳密な意味で表記も含めた原文通りということではなく、もう少し広く取ったものなので、もし正しく原文を知りたい場合は、実際の資料を当たって頂くようお願い致します。